髪が濡れたまま使うのはご法度!ヘアアイロンの正しい使い方
Q:濡れたままの髪にアイロンをしていいの?
答えは『NO!』です。
SNSや仲間内で、濡れたままアイロンをするとキレイに巻くことができたり、かたちがつくという話があるようですが…それは迷信です。
濡れたままアイロンをすると髪に負担がかかります。熱がうまく伝わらないためにかたちもつきにくくなります。
濡れた髪にアイロンをすると危険
髪の毛が濡れている状態というのは、髪の毛の中に水分が残っている状態です。
そこに高温のアイロンをかけてしまうと、髪から水分が一気に蒸発してしまい髪の毛の中で“水蒸気爆発”が起こります。
髪に良いことはひとつもありません。このアイロンによる水蒸気爆発を繰り返すことで、キューティクルに負担がかかることはもちろん、枝毛や切れ毛の原因にもなります。
そうすると、見ためにも美しさは失われてしまいます。
アイロンを利用するときは、髪をしっかりと乾かした状態でかけるようにしましょう。
濡れた髪ではアイロン効果が半減!?
濡れた状態と乾いた状態では、髪に伝わる熱の量が異なります。
ある実験によると濡れた状態の髪は、乾いた状態の髪よりも伝わる温度が半分以下になるというデータも出ています。
つまり、乾いた髪にアイロンをかけたほうが、熱がしっかりと伝わるのでカールなどかたちをつけやすくなります。
負担をかけずにアイロンをかけるコツ
(1)アイロンの温度に気をつける
アイロンやコテを毎日使用するなら、温度は130℃前後がおすすめです。
「いや!そんなんじゃきかない!」という方は、せめて150℃を限度にして使いましょう。
毎日アイロンを高温で使用すると、熱で髪の毛のたんぱく質が変性を起こしてしまいます。ダメージを受けるどころか、カラーが綺麗に染まらなくなってしまったり、パーマがうまくかからないなんてことも起こります。
また、カラーやパーマのもちも悪くなってしまいます。毎日使用するのであれば、温度に気をつけましょう。
(2)巻く前に髪を保護する
アイロンの熱が髪にダイレクトに当たってしまうと、髪にかかる負担も大きくなります。
アイロン用のスプレーやオイルトリートメントなどを使って、髪を保護してからアイロンをかけることで髪にかかる負担が和らぎます。
まとめ
- 髪が濡れたままアイロンをすると負担大!
- 髪が濡れたままだとアイロン効果は半減!
- アイロンの温度は130℃~150℃
- アイロン前にスタイリング剤やトリートメントを使う
アイロンが活躍する時期だからこそ、しっかりと使い方やリスクを理解したいところですね。
アイロンを正しく使って、オシャレなヘアスタイルを楽しみましょう!