カット激ムズなヘアドネーションの裏話
今回のNiwa’sゲスト
初来店のまなちゃん♪
ヘアドネーション希望とのことで、ん~髪が長ぁ~い!(≧∇≦)
今回はまなちゃんをモデルに、ヘアドネーションを考えている方に知っておいてほしいことをお伝えします^ ^
ヘアドネーションのカットは激ムズ!?
コホン…!実は…ヘアドネーションのカットって美容師側からすると
めっちゃ
難しいの!!
中庭はヘアドネーションのお客様を月間20~30名、担当させていただいてますが
毎回めっちゃムズいの!
【ムズい理由】
- 過去の経験則から髪質を判断するも、実際の収まり方は切ってみないとわからない
- ロングで結ぶことが習慣化していて「結わきグセ」が後頭部内側~襟足に残るケースが多い
- 「結わきグセ」を無視してカットすると寝グセで後ろがハネた感じになったり、あらぬところにまとまりのないボリュームが出たりする
- そのため、カットだけの場合は内側をハネない長さまで切り込む必要がある
- 扱いやすい髪にするために、お客さんが希望した「結わける長さ」よりも短く切らざるをえない場合も
- 長い間スーパーロングにしていたため、髪の根元がペタンコに潰れていることが多く、ボブ~ショートにするとボリュームが出にくく立体的にしづらい
- 根元が潰れていると、ボリュームとまとまりを出すために内巻きパーマをかけても毛先は必ず外にハネる
- 後ろの「結わきグセ」はパーマでは直せない(直すのであれば縮毛矯正をかける必要がある)
- バッサリカットしたお客様はボブ~ショートの髪の扱いに不慣れ。根元を自然に立ち上げるドライヤーのかけ方のレクチャーは必須。場合によっては実技指導も必要
きゃー!!(でも、ムズい理由はまだまだあるよ・笑)
知っておいてほしいこと
んでね、ヘアドネーションをする上で知っておいてほしいことは、上記の数々のムズい理由により
「カットだけでは対応出来ない可能性がある」ということ!
もちろんヘアドネーションをする前のカウンセリングで、切ったあとに起こりうる現象とパーマや矯正などの対応策を説明し、ご提案までしています。
ご納得いただいてからヘアドネーションに移りますので、そこはご安心くださいね。
今回のNiwa’sゲストのまなちゃんも、ヘアドネーションに入る前に確認したことがあります。
まなちゃんはクセっ毛さん。なので、カットした後の髪の状態(まとまり)によっては「縮毛矯正させてもらってもいい?」ということでした。
「はい♪ お任せします^ ^」と、まなちゃんのご了承をいただきましたので記念すべきカットに入っていきます!
それではドネーション!
んじゃ!まなちゃん記念すべき一刀目は自分でよろしく!(ご希望の方は、最初の一刀目だけご自身でやることができます^ ^)
そうそう!その調子ー!ちょきーーん!
まなちゃんありがとう!綺麗な髪をお預かりするね♪
「きゃー!軽い、軽ーい!なんかもういい感じー!」とはしゃぐまなちゃん^ ^
ドネーション後、シャンプーをしてカットに入ります。実は、髪を濡らして初めて「結わきグセ」が確認できます。
まなちゃんは結わきグセ「有り」。そして、このままだと右側の後ろがハネやすいことが判明。
カット後、一度乾かして髪のボリューム感のチェックや根元の立ち上がり、トップの分け目の潰れ、結わきグセの収まりなどの対応策を脳内シュミレート。
んで、仕上がりはこうです!
まなちゃんの仕上がり♪
ルンっ♪
まなちゃんボブの完成♪
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可愛い~
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今回は髪のまとまりや結わきグセの問題を解消するため、縮毛矯正をさせていただきました♪
一見シンプルなボブスタイルですが、翌日からまなちゃんが自分で再現できるようにあの手この手をつくしております^ ^
まなちゃん、ヘアドネーションの大役を中庭に任せてくれてありがとね♪ボブスタイル楽しんで~(≧∇≦)
みなさんのヘアドネーションが素敵な経験になりますように♡(男前モード)