ヘアを通じた僕の「ホリスティックビューティー」と「ホリスティックカラー」の考え方
ホリスティックビューティーとは…
【ホリスティックビューティーの考え方とは】
要約すると…
「スガタ(外見美)」
×
「カラダ(肉体的健康美)」
×
「ココロ(心的健康美、美意識)」
=「キレイ(全体美)」
という考え方です。
すべての有機体は生まれた瞬間から死に向かい、どんなに美しいものも老いていきます。
しかし、その事実を受け入れつつも「生」を充実させ、美しさを保つための日ごろのケアが、心身の健康を保つことにつながり、また充実感をもたらすともいえるのです。
人や動植物も含め、自然環境に生きるすべてのものは有機体です。
人の体は臓器を寄せ集めてできているわけではありません。
人の美しさも、足が細い、目が大きいなど、ただ“見た目の条件”を満たせば叶うというものでもありません。
本来「美しさ」とは、体と心の健康に根ざしています。
巡りの良い体、みずみずしい感性や生き方などの美意識。
そういった背景をもった有機体としての輝きが、肌や表情をつかさどっています。
だからこそ、美しさはつねに人の全体性と私たちが生きている環境との調和、両方を見つめながら追及していく必要があります。
まさにこの考え方こそ、僕の目指す美容のあり方だと思っています。
難しい話になりましたが、僕はそんな考えのもとヘアデザインだけではない「美」を追求しています。
みなさまに「真の美」を手に入れてもらうために、「美」への追求は今後も僕の中でとどまることなく、日々進化させていく次第です。
僕が想うホリスティックカラーについて
現在は“カラー戦国時代”といわれるほど、各メーカーからさまざまなカラー剤が発売されています。
カラー剤のブランド化が進み、一般にもその名前が知れ渡っています。
「巷で話題の○○カラー」とか「ダメージが少ない」「発色が良い」「赤味が出ない」…などなど、各メーカーごとにウリやコンセプトがあり、僕たちの選択の幅も広がりました!
端的に言えば、どれも良いです。
なぜかと言えば、コンセプトがしっかりしていてニーズに合わせて使えるからです。
美容師である僕たちは各商品において、メリット・デメリットを把握し、お客様のニーズに合わせて薬剤を調合します。
しかし、お客様のニーズに合っていなければ、いくら有名なカラー剤であっても良い結果が得られない場合もあるということ。
過剰なカラー剤のブランド化(一般認知度が高くなる)が、逆に各カラー剤のブランド価値を下げかねないということです。
自分に合ったものを自分に合ったぶんだけ…
このバランスはお客様と実際に会話をしてイメージを共有したり、ライフスタイルやケア、それらへの関心度など、お客様ひとりひとりのさまざまな要素から、ご提案できればと思っています。
それが僕のヘアを通じた、ホリスティックビューティーであり、ホリスティックカラーの考え方です。
毎日ひとつでもコツコツと美のヒントを覚えていくだけで綺麗で健康的なヘアを──
美に対する意識はもちろん、仕事、学業、恋愛、育児、趣味など。
みなさんの日常の「モチベーションが上がる」お手伝いができれば…との思いから、毛髪や薬剤知識を活かし、プロの視点でかたよらない情報を発信しています。
まずは自分の髪質を理解することから始まります。
そうすれば、自分に合ったホームヘアケアが必ず見つかるはず。
文章だけでは伝えきれないこともありますので、気になる方は、お店でお話いたします^_^