色落ちして黄色やオレンジになってしまう原因
THE GLOBESヘアデザイナーの横井佑弥です!
最近よく耳にするのが“赤みを消したカラー”。まるで「赤み撲滅!!」と謳ってるような軽いデモみたいですが、僕も赤み撲滅運動参加者であります(笑)
ですが、次なるヘアカラー退色のお悩みとしてあがってくるのが「黄色」や「オレンジ」になってしまうという声。
一体なぜ、そうなってしまうのか?今回は「黄色み」になってしまう理由と原因をご説明します!
原因その1:メラニン色素
まずは髪の毛がもともと持っているメラニン色素の量の影響が考えられます。
メラニン色素の量は生まれ持った髪の特徴でもあるので、地毛でも少し茶色っぽい、黄みがかった黒髪の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特に日本人の黒髪はメラニン色素が多く、赤み→オレンジ→黄色みへと退色しやすいのです。
しかし、カラーせずに黄色まで色が抜けるというのは、なかなか珍しいもの。
そこでもうひとつ退色に影響してくる原因が「アンダーレベル」です。
原因その2:アンダーレベル
「アンダーレベル」とは、ブリーチなどカラーの脱色作用によって現れる明るさの度合いのこと。
要は色味が入っていない髪の状態です。
「アンダーレベル」の明るさに応じた色の見え方について説明していきますね!
「アンダーレベル」のレベルを確認するために下の写真の表を見てください。
4~15まで明るさの度合いのレベルがありますね。
当然、レベルの数値が高くなるほど明るくなっていきます。
特にブリーチなどで髪の色を抜いていたり、アンダーレベルが10~12レベルの明るさの方は、表の通り「黄色み」や「黄みがかったオレンジ」が出やすい髪の状態です。
そこにグレージュやアッシュ系のカラーを入れても、どうしてもヘアカラーの色が抜けていくにつれて「黄色み」や「オレンジっぽさ」が出てしまうんですね。
そういった方には、カラー剤調合時に隠しテクとして黄色の反対色であるバイオレットを少しプラスするとGood。
そうすることで、黄色みを抑えながらツヤのあるカラーになるんです。
アンダーカラーを理解して理想のカラーをゲット!
これらの写真はどれもグレージュベースのカラーリングですが、色の抜け方や出てくる色味を考慮してカラー剤の調合を変えています。
パサついて見えたり、ダメージして見えるのが嫌な方にもオススメのカラーです。
赤みのほうが気になるわ!という方はこちらも参考にしてみてください☆
黄色み、赤みを消した“ツヤ感グレージュ”は横井佑弥まで^_^