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「香草カラーとヘナの違い」美容師が解説します

こんにちは!クセ毛とダメージでお悩みの方に、もっともっとヘアを楽しむためのお手伝いをさせていただいている、原宿・表参道 SENSE Hair 利根川 陵 (とねがわ りょう)です☆

「香草カラーとヘナ、どちらもナチュラルなイメージだけど、実際なにが違うの?」

よく美容師がお客さまから質問されるひとつ。

混乱されるお気持ち、よくわかります。今回のブログでは、そこをしっかり解説していきます。

香草カラーとヘナの違い

まず大きく違うのが染料です。

香草カラーは、酸化染料 (化学染料)で一般的なカラー剤に使われているものと同じです。

一方ヘナは、植物由来の天然染料

この違いに驚かれるのではないでしょうか。

「香草カラーとヘナの違い」メリット・デメリットを解説

香草カラーのメリット

酸化染料をベースにしている香草カラーは、髪や頭皮への刺激が少なめで、且つ美髪へと導くハーブ(香草)を数種類ブレンドしているので、髪にハリやコシを与えたり、滑らかな手触りにしてくれるメリットがあります。

そして、香草カラーにあるもうひとつのメリットは、「アルカリ剤」が入っていないということ。

これにより、一般的なカラー剤と同じ酸化染料を配合しながら、アルカリ剤不使用により、髪へのダメージを軽減できるのです。

ヘナのメリット

ヘナは、植物由来の天然染料なので、香草カラーよりもさらに髪へのダメージが低くなります。

カラー剤(化学染料)に対するアレルギーをお持ちのかたでも、ヘナなら可能です。

また、100%天然のヘナに含まれる「ローソン」というオレンジ色の色素には、タンパク質に絡みつく習性があり、これによって傷んでしまった髪の穴(ダメージホール)を埋めて補強してくれるというメリットも。

「香草カラーとヘナの違い」「白髪染めには使えるの?」

香草カラーのデメリット

香草カラーはアルカリ剤を含まないので、地毛や暗い髪色を明るくすることはできません。

ただし、香草カラーで全体を染める場合には、「香草カラーの色のバリエーション内」である程度の希望カラーには対応できます。

ヘナのデメリット

ヘナも香草カラーと同様、アルカリ剤を含まないので髪色を明るくすることはできません。

天然のヘナのみで染める場合、オレンジ色にしか染められないので、明るさを求めない白髪染め目的などに限られます。

髪のダメージ状態によっては、ヘナの脱脂効果により一定期間は”きしみ”で扱いにくくなるケースも。

右差し 『増えた白髪に「香草カラー」を使うとどうなるか』

「香草カラーとヘナの違い」、そしてそれぞれの「メリット・デメリット」について解説しました。

今回のブログで、香草カラーとヘナは性質も仕上がりも全然違うものなのだとご理解いただけましたら幸いです。

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