切りっぱなしただけのカットじゃない!乾かしただけでキマる「切りっぱなしボブ」
ロングからイメチェンしたいな~って思ったときの選択肢のひとつ、ボブ。中でも「切りっぱなしボブ」は人気ありますね。
“切りっぱなし”とはいいつつも、単純に切りっぱなしてはいませんよ、というのが今回の大テーマ。
これはあくまでも僕の考えです。
「乾かすだけでキマる髪」をコンセプトにしているわけですから、もっと追求していきたいし、もっとセットを楽にしてあげたいと思っています。
それには単に切りっぱなしではダメなんです。
ゲストは黒髪の似合うオサレガール。
アゴの下くらいで「切りっぱなしボブ」にしたいという彼女。
イメージしたら、早速ザグザグしていきます。
後ろの1番下から約2cmくらいの幅の髪を、あえて他の髪より短く切ります。
これは、1番下の髪を他の部分より短くすることで、上の髪が自然におさまるから。
そしてめっちゃ大事な「毛量調整」にはいっていきます。
写真の“すきバサミ”を使っている部分は、簡単に言えば髪の量が要らない場所。
この毛量調整をする場所を間違えてしまうと大変なことになります。
あとはバァーと乾かすと…
うん、感じにまとまっています。
でもこれで終わりではありません。味つけをしていきます。
僕の味つけとは「髪に表情をつける」ということ。それがスライドカットです。
スライドカットで髪と髪との間にすき間をつくり、髪に束感を出すことができるんです。
スタイリング剤を使用したときに髪に表情をつけ、動きを倍増させるのがスライドカット。
それがこちら…
乾かしただけでおさまってる!自然なおさまりが彼女のナチュラル感にマッチしています。
そこに、Lomaliaオリジナルオーガニックワックス「Leny」投入。
ただの“おさまりよいボブ”から、オサレな“切りっぱなしボブ”へ。
スライドカットで出した束感が、ここで生きてくるワケです。
切りっぱなしボブを希望したとしても、たまには内巻きにしたいときもあるでしょう。
そんなとき、単に切りっぱなしにしただけでは内巻きにはなりません。
今回みたいにカットしてはじめて、自在に対応できるんです。
僕の考える“切りっぱなし”は、いろんな技術をあわせたもの。
お客様のそのときの気分で髪を存分に楽しんで欲しいから。
こだわってカットしています。