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【ブロッキング解説】ヘアドネーションでロブにする場合

今回のNiwa’sゲスト

ヘアドネーションでご来店のチカさん♪

Niwa'sゲスト、チカさん

チカさんのヘアドネーション後のオーダーは「鎖骨くらいまで髪を残したい」とのこと^_^

そのために頑張ってここまで伸ばしてきてくれました!

チカさんのスーパーロング

鎖骨まで長さを残してヘアドネーションをするには、かなりの長さがないと難しいのです。でも、チカさんくらいのスーパーロングであれば、大丈夫です♪

理美容師さん向けブロッキング解説

ここから理美容師さん側の目線も取り入れながら、ヘアドネーションのブロッキングについてお伝えしていきますね♪

中庭はシンプルで効果的なブロッキングを目指して研究中であります。今回はロングボブ(ロブ)に有効な4セクションのブロッキングをご紹介します^ ^

まず、後ろの髪をセンターから2束に分け、仕上がりの長さより少しだけ余裕を持たせてフロントでゴムで留めます。

後ろの髪をブロッキング

このときに少し下を向いてもらうこと(イングラ)と毛束が浮かない(持ち上げない)ようにすることがポイント。サイドは真っ直ぐ前を向いてもらった状態でゴム留めします。

サイドは真っ直ぐ前を向いてゴム留め

このとき、左右の計4束のゴム位置をしっかり合わせることで切り上がりのラインがキレイにそろいます^ ^

後ろから見たらこんな感じ。

後ろから見たブロッキング

バックセンターから左右へすべて前におろしています。

そして断髪ー!(≧∇≦)

断髪完了

断髪後フロント

後ろではなく、前でゴム留めをすることで簡単に左右の髪をそろえつつ狙った位置に残すことができます^ ^

断髪後フロント

断髪後バック

フロントにオーバーダイレクションしたぶん、後ろに角度が出ます。カットのとき、これをどれくらいまで削るかでバックのデザインをつくっていくことができます。

断髪後バック

■メリット
  • 従来の放射状ブロッキングに比べて、切り上がりの時点でバックにイングラを入れることができ、さらにラインがなめらかにつながる
  • 工程が少ないため、断髪時の削り過ぎミスを大幅に防ぐことができる
  • あとからバックのラウンド感の調整ができる
  • シンプルかつ作業効率が向上する
■デメリット

※バックに角度が残るので、スクエアなボブに仕上げる場合は向かない

■まとめ

スーパーロングから後ろがラウンドしたロングボブをつくっていくときにオススメのブロッキングです^ ^

スクエアにデザインする場合は、ムダな部分が多くなるので不向きです。

断髪した髪

長さはバッチリ!問題ありませんでした♪ここからシャンプーしてカットしていきます!

この断髪後から仕上がりの長さはほぼ変えずに、イングラとフォルムの調整、そしてちょっぴり毛量の調整をするだけでフィニッシュです!

完成☆

ヘアドネーションでロングボブの仕上がりは…こ・れ・だ!

ルンっ♪

チカさんのロブ完成☆

チカさんはもともとほど良いクセっ毛なので、手ぐしで乾かすだけでキレイな内巻きに♪

ほぼフレームは完成している状態からのカットなので、とってもスムーズにできました^ ^

後ろは角を取る程度で、できるだけ長さをキープして仕上げました!

後ろからみた感じ

ビフォー&アフター

断髪後&アフター

断髪から仕上げまでの誤差を少なくすることで、より厚みも長さもある状態でドネーションができます^ ^

ビフォー&アフター

そして、ヘアドネーションを目指していて伸ばし中の方で、断髪後はできるだけ長さを残したい場合は4年位伸ばすと今回くらいの長さを残せます。参考にしてみてくださいね^ ^

チカさん、ヘアドネーションと撮影のご協力ありがとうございましたー!

チカさん

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