なりたいイメージ別♡毛先パーマのかけ方
文京区の茗荷谷にある美容室Beautismのパーマ美容師、日置です。
今回はパーマをかけたときの毛先カールスタイルを徹底分析。
あなたがかけたくなるパーマが見つかりますように!
1番パーマがかかってるのはどれ?
突然ですが、下の長さが同じ4スタイルの中でパーマがいちばんかかっているのはどれでしょう?
ビューティズム1年目のアシスタントにアンケートをとったところ、b>c>a>dといった結果でした。
パッとみると、パーマのかかり具合が違うように見える4つのスタイル。
実はすべて同じパーマなんです。
それぞれに下の写真と同じように、毛先に内巻きのパーマをまったく同じかけ方で施術してあります。
では、同じパーマなのになぜこんなに雰囲気が違うのか?それはカットが違うからです。
カットが違うだけで、毛先のカールスタイルがこんなに変わってきます。
今回はそんな僕の大好きな“毛先のカールスタイル”について、徹底解説していきたいと思います。
毛先のカールスタイルとは?
左のように毛先にだけかかっているパーマを「カール」、右のように全体に波状にかかっているパーマを「ウェーブ」と呼びます。
カールをかけたスタイルはこんな感じ↓
そして、下の写真もすべてカールスタイルです。
カットで変わるパーマの動き
毛先に段差ができるようにカットすることで、同じパーマでもイメージを全然異なるものにすることができます。
段差とは、内側の髪に比べて表面の髪の方が短い状態のことです。
美容師さんがよく言う「レイヤー」というやつですね。
つまり段差があるほど、パーマをかけたときにより動きが出るんです。
では、先ほどの4スタイルを順番に見ていきましょう。
段差:☆☆☆☆☆
このスタイルには、ほぼ段差がありません。
だから赤く囲ってある部分しか動きが出ないんです。
本当に毛先の内巻き、ワンカールだけですね。
段差:★☆☆☆☆
こちらは低めの位置に少し段差をつくったスタイルです。
段差がないスタイルよりも、少しふんわりと動きが出ました。
段差:★★★☆☆
髪の中間くらいまで段差をつけたスタイルです。
ここまで段差ができるとかなり動きが出てきましたね。全体的にフワッと軽く見えます。
段差:★★★★★
中間よりも上の位置まで段差をつけたスタイルです。
4スタイルの中でいちばん軽く、動きがあります。
いかがでしょうか?段差のつき方が変わっていくだけで、同じパーマでもこんなふうに全然イメージが違ってくるんです。
どんな人にどんなパーマが似合うの?
4つのパーマスタイルは、実際にどんなイメージの女性に似合うのか?イメージ別に女性像を整理していきましょう。
このように大きく4つのグループに分けていきます。
段差:☆☆☆☆☆
ほぼ段差がないスタイルは、何といっても可愛いらしいイメージにぴったりです。
雑誌でいうと『mini』『NYLON』『vivi』『non-no』『Zipper』『ar』など。髪色を明るめにして、前髪もつくるとさらに可愛くなります!
段差:★☆☆☆☆
こちらは品がある、大人っぽい、カッコいいといったイメージになりたい女性にぴったりです。
雑誌でいうと『SPUR』『VOGUE』『VERY』『Oggi』など。髪色は落ち着いた色味で、前髪は長めで流すようにするとより素敵です。
段差:★★★☆☆~★★★★★
華やかで可愛いイメージを目指すならこのスタイルです。
左のスタイル(段差★★★☆☆:髪の中間くらいまで段差をつけたスタイル)は以下のとおり、華やかなイメージにぴったり。
右のスタイル(段差★★★★★:中間よりも上の位置まで段差をつけたスタイル)は華やかさもカバーしながら可愛いイメージにも。
雑誌でいうと、先ほどの可愛らしいイメージに加えて『JJ』『GINGER』『SWEET』などちょっと大人女子っぽいイメージも入ってきます。
髪色は断然明るめが似合います!大人の女性なら髪の中間くらいまで段差をつけた左のスタイル、学生さんには中間よりも上の位置まで段差をつけた右のスタイルにぜひ挑戦してほしいです!
僕が毛先カールをオススメする理由
毛先のカールには、可愛い、大人っぽい、華やか、上品…たくさんの女性らしさがあります。
段差の入れ方次第で4つのスタイルが自由自在。つまり、下の図のほぼすべての女性らしさをつくることができるんです。
さらに毛先にカールがつくと、よりグッと女性らしさを引き出してくれます。これでパーマをかけない理由なんてないと思いませんか?
パーマで失敗したことがある方へ
パーマで失敗したことがある方のほとんどが
- 老けた
- 傷んだ
- 自宅で再現できない
といった悩みを抱えてたのではないでしょうか。
そのうちのひとつ、「老けた」原因に関しては“パーマのかけすぎ”によるところが大きいと思います。
でも実際は毛先にカールをつけるだけで、これだけ雰囲気の違うパーマスタイルをつくることができるんです。
あとはなりたいイメージに沿ったカットをすれば、必ず素敵になれます!!
パーマは“女性らしさを引き出す最高の武器”だと僕は思っています。だからこそ、もっともっとパーマで素敵な女性が街にあふれてくれたらいいなぁと、今日も明日もパーマをかけていきます!
やっぱりパーマいいですよ!