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やりたい色と似合う色「美容師のヘアカラー提案法」

ヘアカラーカタログ

先日、学生さんがこんなことを。

「今ってどんな髪色がオススメですか?? 似合う髪色がわからなくて…」

自分にどんな髪色が似合うのか?判断するのは、なかなか難しいですよね。

これまで色々と試して自分でしっくりきた色があればいいですが、多くの方はそううまくはいきません。

できるものなら、最初から似合う色で染めたいですよね。

そこで、どうやって美容師がお客様に似合う髪色を提案しているのか?今回はポイントをお伝えします。

 

美容師のヘアカラー提案方法

僕の場合、ヘアカラーで悩まれている方への提案は2パターンあります。

(1)シーズンにあわせた提案
季節によってトレンドや映えるカラーが移り変わってくるので、当然シーズンにあわせた提案も変化していきます。

例えば、夏は比較的明るめのトーンで寒色系が好まれます。軽さや柔らかさを色合いで表現できる寒色系は、涼しげな印象になるからです。

逆に冬はやや暗めのトーンで、暖色系が好まれます。ブラウンなどをベースに髪色に深みを出し、あたたかみのある色をオススメしています。

 

(2)肌の色に合わせた提案
肌の色に合わせたヘアカラー

パーソナルカラーのひとつである肌の色(ベーストーン)はメラニン色素によって決まります。

このベーストーンにあわせて、髪色を選択することもできます。

 

肌色にあわせたヘアカラーの選び方

肌の色は人それぞれですが、いくつか特徴があります。その特徴に沿ったポイントをお伝えします。

■くすみが強い肌色の方
相性の良いヘアカラー:深みのあるブラウン系やパール系
→カラーに深みを持たせることでくすみを抑えつつ、肌になじみます。

相性の悪いヘアカラー:色を強調したビビッドなカラー
→レッドやピンク、オレンジ系などの暖色系はくすみをさらに強調してしまうので避けた方が無難です。

もし、どうしても暖色系にしたい場合はブラウンベースで強調された色味をニュアンス程度になるようダウンしてあげるといいでしょう。

■黄色っぽい肌色(イエローベース)の方
相性の良いヘアカラー:落ち着いたマット系やオレンジ系
→黄色っぽい肌色をキレイに艶っぽく見せてくれるので、肌なじみも良いです。

相性の悪いヘアカラー:レッド系の色
→肌の黄色みを強調してしまいます。レッド系にしたい場合は、バイオレットやピンクなど赤みの薄い色がオススメです。

■青白く見える肌色(ブルーベース)の方
相性の良いヘアカラー:レッド系やブラウン系
→青白い肌の方は血色が悪く見えがち。レッド系やブラウン系ならその部分を補正してくれるので、全体の雰囲気を明るく見せてくれます。

相性の悪いヘアカラー:アッシュ系やマット系などの寒色系
→血色を悪く見せてしまうため、相性が悪いです。

もし、寒色系で染めたい場合は、ブラウンをベースにして深みを出しましょう。肌色を補正しつつ、寒色系の色味を楽しむことができます。

■赤っぽい肌色の方、日焼けしている方
相性の良いヘアカラー:寒色系やイエロー系
→肌なじみが良く見えます。

相性の悪いヘアカラー:赤やオレンジなどの暖色系
→相性が良くないです。

夏場にアッシュ系が人気なのは、こういった理由も影響しているんですね^^
他にも、よく着る洋服の雰囲気などに合わせた提案をすることもあります。

 

まとめ

結局、ご相談いただいた学生さんとは計77件のやりとりを行ないました。

これらの観点から似合うヘアカラーのアドバイスをさせてもらったところ、ヘアカラーのご予約をいただきました。

事前に髪がどんな状態なのか?どうなりたいか?など、しっかりとカウンセリングをして施術の流れも説明させていただきました。

SNSのメッセンジャーやLINEなどで画像を送っていただいたりして、前もってイメージを共有・確認できると、美容師側もお客様自身も来店時にスムーズに話をすることができます^^

実際に会ってからだとあせったり、緊張してしまって伝えられないこともオンライン上では言いやすかったりしますし、内容をゆっくり伝えられるので安心です。

もし伝え忘れてしまっても、来店前までに追加で質問することもできますしね。便利な時代になりましたね^^

似合う髪色がわからず、途方に暮れている方はぜひワタナベまでご相談ください。(無料です!)

お店に行けないという方でも、アドバイスさせていただきます!

 

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