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【京都 香老舗 松栄堂】香房見学で知るお香の世界

お香といえばの『松栄堂』が、日本の香りの情報発信拠点として、2018年に開設したのが「薫習館」です。

〜知る・学ぶ・楽しむ 香りの世界〜をテーマに、様々な体験ができる薫習館と本店2Fの「香房見学」に伺ってきました。

製造工程を目の前で楽しめる

地下鉄烏丸御池駅と丸太町駅の間に位置する本店と薫習館。入館するとすぐに目に入るのが「かおりBOX」です。地面の丸の位置に立つと、上半身はBOXの中へ。

セルフで写真が撮れるようスタンドが用意されいるので、おひとりさまでもOK。趣の異なる3種類の香りを体感できます。

事前予約が必要な香房見学の所要時間は約40分。隣接する本店でのお買い物を考えると、1.5時間はみておくと良さそうです。

香房がコンパクトなつくりのため、1回につき参加できるのは最大10名まで。基本、午前・午後の2枠のみとなるので、早めの予約がおすすめです。

お香の原料となるのは、代表的な香木(沈香・白壇)をはじめ、植物の葉や根、樹脂などを乾燥させたもの。

この機械で、原料と水と香りのイメージに合わせた着色料を入れて「練り」が行われます。

見ていて気持ちが良かった「押し出し・盆切り」。

こちらも見ていて気持ちが良かった「生付け」。切り落とされたものは、やわらかいうちに再度使用し、貴重な原料を余すことなく使用されるそう。

一定の温度・湿度に保たれた部屋での乾燥を経て「板上げ」。検品も同時に行い、パッケージに入れていきます。

代表的なお線香以外にも様々な種類があり、灰と炭を使って温めるものや火を使用しないものまで、空間や用途に合わせて選ぶのも楽しめそう。

様々な香りを味わって

髪や洋服も香りに包まれて、癒やされる一日となりました。手土産に、見学のおさらいとライフスタイルに合わせた香りを提案する冊子と、お香のサンプルをいただき、エントランスへ。

展示されていたクリスマスツリーには、香り付きのペーパーオーナメントやペーパーモビールが吊るされていました。

「香房見学」のあとは、お楽しみの本店でのお買い物です。

店舗は複数あり、オンラインショップもありますが、直接香りを体感してから購入するのが断然オススメ!時期によっては体験イベントもあるので要チェックです。


ライター:ayumi

感じたことをそのまま言葉に、わかりやすく。京都で暮らす日常を書いていきます。
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暮らしも仕事も育児も7割で、マイペースに生きる。

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