サロンのトリートメント本当に合ってる?もうひとつの選択肢「素髪理論編」
さて、前回は従来のコーティングするトリートメントではケアしきれない髪の状態の人がいるのでは…というお話でした。
⇒サロンのトリートメント本当に合ってる?もうひとつの選択肢「これからのヘアケア編」
そして王道の被膜系トリートメントに対して、もうひとつの選択肢として出てきたのが「素髪(すがみ)理論」。今回はこの「素髪理論」についてお伝えしますね。
素髪とは?
素髪とは、お肌の状態でいうと“すっぴん美人”です。
だから「素髪理論」というのうは、「ファンデーションは使いません」っていうのを目指すヘアケア方法です。
お肌がきれいな人に、スキンケアどうやってるの?って聞いたら…
「え?あたしなんにもしてない(笑)ファンデーション塗ってないし♪」って返ってきちゃうヤツです。
そんな「素髪理論」。まず、髪でいうところの「ファンデーション」とは「被膜(シリコン)」のことなんです。
シリコンは…
- 髪を膜で覆ってツヤツヤにしてくれます
- 指通りをなめらかにしてくれます
- しっとりさせてくれます
しかし…
このシリコンの膜が厚すぎると、髪が呼吸できないんです。
髪が呼吸できないってことは、髪の内側が窒息しちゃって逆にダメージになっちゃうんですね。
あの、うっかりファンデーション落とさずに寝ちゃったときの肌へのダメージ具合…
思い出してください…それと一緒です。
カバー力のあるファンデーションがお肌に負担をかけるように、髪も同じく被膜が厚過ぎると負担になってしまうんです。
ふだんお休みの日や誰にも会わないときは、基礎化粧だけでお肌をお休みさせていたりしません?
それと同じく、髪にもゆっくり休息をとらせてあげませんか?
髪が呼吸できなくなってませんか?
以下に当てはまる人は、髪が膜で厚く覆われてしまって呼吸できなくなってるかもしれません。
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- ①サロントリートメントをした最初は良かったけど、何度もしていると効き目が悪くなってきた(気がする…)
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- ②トリートメントが取れたらまた髪がパサつく(ヘアケア製品はぜんぶサロン専売品を使ってるのに…)
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- ③近所のドラッグストアで買ったあの製品、使い始めの1週間は超良かったのに最近はなんか効かない…次はあっちを使ってみよ♪
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- ④椿油は100%天然のものだから髪にもいいはず♪…あれ?だんだん髪がベトついてきた?
髪を覆う膜はシリコン・ポリマーなどのケミカルでも天然のものでも、髪にとっては同じように負担になります。
典型的な被膜毛の状態はコーティング(被膜)で手触りはサラサラなんだけど、毛先がバサバサに乾燥しています。
なんだか、プラスチックのような質感の毛先だな…と思ったら、髪が呼吸できなくなっているかもしれません!
なら脱いじゃいましょう!
髪もお肌と一緒!
被膜をオフして素髪になったらいいじゃない?
髪にも化粧水や美容液みたいに潤いを入れてあげるイメージでケアしよう!
って言うのが「素髪理論」の基本的な考え方でございます(^^)
んで、次回はどうやって素髪にするのか?素髪になるとどうなるの?
って言う核心にせまるお話です。