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私がApple TV+をおすすめしない5つの理由

2019年11月2日にはじまった、映像配信サービス「Apple TV+」。
『ザ・モーニングショー』を早く観たくてうずうずしていた私が、「Apple TV+」ローンチ以降、本サービスを利用しつづけて感じる率直な意見を述べていきます。

Apple TV+をおすすめしない理由

Apple TV+をおすすめしない5つの理由

理由その1:次のエピソードへ進めない

連続もののドラマの場合、1話が終わると次のエピソードへ自動再生されるか、クリックすればすぐに続きが再生されるのが一般的です。

ですがApple TV+の場合、画面を一度閉じて、そのドラマの詳細ページへ戻り、再生したいエピソードをクリックする必要があります。これが面倒くさい。

理由その2:何話目を観ているのかわからない

一般的な映像配信サービスでは、画面をちょっと触ればドラマのタイトルや第何話かが確認できますが、Apple TV+はできません。
次のエピソードへ進みたいときに「あれ、今何話目だっけ」と迷うことがあります。
うっかり「エピソードを再開する」ボタンを押すと、観終わったはずのエピソードが再生されることもあるので要注意。

最近、観終わったエピソードにチェック印が入るようになったので、一旦ドラマの詳細ページに戻り、下のエピソード一覧さえ確認すれば、それは回避できますが。

理由その3:デフォルトで音声が日本語

海外ドラマや映画を観るとき、オリジナルの言語で聴きたい(字幕は日本語で)、もしくは英語のスキルアップのために英語で聴き英語の字幕で観たいという人がいます。私もそのひとり。

一度、音声・字幕の設定をすれば、たいていの作品(作品自体に音声や字幕の選択肢がないものは除く)は自動的にその設定を引き継ぐのが一般的な映像配信サービスに対して、Apple TV+は1話1話、個別に毎回、自分好みの音声・字幕の設定をする必要があります。これが面倒くさい。しかしやらないと吹き替え音声のまま…。

カスタマーセンターに聞くと、デバイスの設定が日本語になっていると、Apple TV+もデフォルトで日本語になってしまうのだとか。

理由その4:一時停止ボタンが小さすぎる

ドラマや映画を鑑賞中、トイレに行きたくなったり、来客があったりして(人によって状況はさまざま)一時停止しなくてはならないタイミングが割とあります。

そんなとき、画面のどこでもクリックすれば一時停止できる一般的な映像配信サービスは便利ですが、Apple TV+は画面の一番下の小さな小さなボタンに触れなければなりません。地味に不便です。

理由その5:全体的に使い勝手が悪い

後発サービスにしては、全体的に使い勝手が悪いです。作品が探しにくい、作品
の詳細がわかりにくい、Apple TV+のサブスクリプション内で観れるものとそうでないものの区別がしにくい、出演者の詳細が書かれていないものがある……など。

また、作品を観ている途中、何らかの都合でPCがスリープ状態に入ると、そこからの再生ができなくなり、もう一度、作品詳細画面に戻って該当のエピソードをクリックする必要があります。

それでもApple TV+が観たくなる理由

使い勝手は決して良くありませんが、それでもApple TV+を観たくなるのは、オリジナル作品がおもしろいからです。

『ザ・モーニングショー』
『真相 – Truth Be Told』
『ディキンスン ~若き女性詩人の憂鬱~』
『リトル·アメリカ』
『The Banker』

上記を筆頭にオプラ・ウィンフリーのコンテンツも豊富。

日本にいるとなかなか知り得ない、黒人社会の闇について忌憚なくトークを繰り広げるオプラ主演作品は、アメリカの文化に興味がある人のみならず、これから留学や転勤の予定のある人が観ておくと思わぬ場面で役に立つのではないかなと思います。

Apple TV+を観る方法

Apple TV+のアプリもしくはWebから、月額600円で観れます。

iPhone、iPad、Apple TV、Mac、iPod touchを購入した人は、1年間無料でApple TV+の視聴が可能。

サブスクリプション外の作品は各々価格が異なるので、詳細ページで確認後、購入するかレンタルするか選択します。

首を長くして待っている『ザ・モーニングショー』のセカンドシーズンは、11月にはじまるとの噂。

それまでにApple TV+がもっともっと使い勝手良くなることを祈るばかりです。

※上記は、Apple TV+アプリでPC上での動作を指しています。Web版では、作品の最後に「次はこちら」のポップアップが出たり、字幕の設定が一部異なったりします。(2020年8月末現在)

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