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僕の「美容師の原点」~はじまりはいつもシャンプー台~

グローブスでは毎朝、営業時間前にみんなでお店の掃除をしています。週ごとに各スタッフへ掃除場所が振り分けられ、1週間その持ち場を責任を持ってキレイにしています!

毎週掃除場所が変わることで、一人ひとりのこだわりが随所にあらわれ、常にムラなくサロン全体をキレイに保つことができるんです!

僕は掃除が好き…というより、面倒くさがりやなほう。自分が後でラクをしたいので(笑)仕事がしやすいように整理整頓を常に意識してサロンワークをしています。

なのでよく「A型ですか?」とお客様に言われることがありますが、ちゃんとO型です(笑)(そんなに血液型は気にしてませんが、日本文化として血液型の会話は結構好きです)

特に僕にとって気合が入る掃除場所がシャンプー台。周りが見えなくなるほど夢中になって掃除をします。

シャンプー台

「それは、なぜか?」と、最近ふと考えてみたら“シャンプー台への思い入れが強いから”だと気づきました。

僕がグローブスに入社したのは20歳のとき。その頃の僕のファッションやヘアスタイル、そして言動は、若さゆえにとても印象が良いとは言えなかったものだと思います(今もそれが悩みでもありますが…泣)

そんな未熟な僕が、はじめて美容師としての喜びを感じられたのはお客様にシャンプーを褒められたことでした。

シャンプーという技術でお客様を喜ばせることができた、という事実にすごく感動したことを今でも鮮明に覚えています。

また一方で、自分の技術的・人間的な未熟さゆえに一番悔しい思いをしたのもシャンプーの仕事がメインだった頃でした。

今もまだまだ成長途中ですが、当時は「やりたいこと」と「できること」が比例しないもどかしさが強く、よくシャンプー台で歯を食いしばってました(笑)(あの頃は手荒れもしていたので、色んな意味でよけいに染みてました…)

はじめて喜びを感じたのもシャンプー台、悔しい思いを過ごしていた時期もシャンプー台。

僕にとってシャンプー台は“美容師の原点”ともいえる場所です。

シャンプー中

そんなシャンプー台をキレイにしていたときに、眠っていた自分自身の想いや記憶に気づきました。

経営の神様といわれる松下幸之助氏は「掃除は普遍性のある修行」として全社員に教育していたそうです。

もっとこうしたらキレイになる、

こうした方が使いやすくなる、

こうしたらお客様のためになる…

というように、掃除は形式的な作業ではなく、とても重要な意味を持った“人間修養”であると。

昔よりも時代のスピードが圧倒的に早くなった今、時間に追われる人々のためにお掃除ロボットや簡単に掃除を済ませられる色々なグッズがあります。

でも、僕はもともと「掃除」に込められた意味を理解しつつ、新しいものにもアンテナを張り、デジタルとアナログのバランスを上手にとっていきたいと思っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。ついアツくなりすぎて、長文になってしまいました(汗)

今日もお店ピカピカにするゾーーーー!!!

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